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ブックマーク / desaixjp.blog.fc2.com (2)

  • 荷役用の動物 上 - 祖国は危機にあり(La patrie en danger) 関連blog

    とても面白い論文(ディスカッション・ペーパー)を見たので紹介しておこう。Beasts of Burden, Trade, and Hierarchy: The Long Shadow of Domesticationというヤツで、家畜化された動物の中でも駄獣(荷役用の動物)の存在が複雑な社会を作り上げるうえで大きな影響力を持っていたという主張を各種データに基づいて記した論文だ。ジャレド・ダイアモンドが「銃・病原菌・鉄」の中で現代に至る大陸間格差の原因として家畜化された大型動物の有無について言及しているが、この論文はその主張を新しい切り口で裏付けようとした試みと言える。 論文では、家畜化がしやすく、なおかつ物資の運搬に向いた動物の有無が、古代の長距離交易路や初期の社会階層と密接に関連し、複雑な社会の成立にとって重要だったと主張している。いや、そういった古代の文明だけでなく、産業革命前の民族グ

    katte
    katte 2023/09/09
    “ヒトが供給できる食糧を食べ、成長速度が十分に速く、極端に攻撃的ではなく、飼われた状態でも繁殖でき、群れのリーダーに追随する傾向があり、そしてパニックになりにくい”
  • ルンペンブルジョワ - 祖国は危機にあり(La patrie en danger) 関連blog

    現代の米国におけるエリートの過剰生産については、最近もNoah Smithのエントリーやそれに対する反応を紹介している。この手の話題は明らかに米国でも注目を集めているようで、最近もまた新しいエントリーが書かれていた。ルンペンブルジョワジーと題した記事がそれだ。 冒頭で紹介されているのはノルウェーの映画The Worst Person In the Worldのワンシーンだ。映画の中に、1990年代風のアングラ・ポップカルチャーで有名になった中年のコミック作家がインタビューを受ける場面が出てくるという。だがこのインタビューはやがて異端審問と化していく。無礼で下品、卑猥で辛辣な作品で有名になった彼は、当初は知識人や左派にもてはやされた一方で、宗教的な保守派からは悪魔のごとく忌み嫌われていた、はずだった。ところが中年になったこの作家は、今度は左派から女性に関する性的な描写や男性の特権を利用してい

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