プロ野球・巨人で本格派右腕として活躍した條辺剛さん(26)=阿南市橘町出身=が、高松市内でうどんづくりの修業に励んでいる。目標は「安くてうまい」讃岐うどん店の開業。今秋にも独立し、巨人時代からなじみのある埼玉県内に店を構える予定で、條辺さんは「お客さんに喜んでもらえる店にしたい」と新たな人生のスタートに情熱を燃やしている。 修業しているのは、高松市鹿角町にある一九四八年創業の老舗うどん店「うどんのなかにし」。二〇〇六年七月から働き始め、月-土曜日の午前五時から午後三時まで、一日およそ千食分のうどんを作っている。 うどんとの出合いは、〇五年秋に巨人を退団した直後のこと。同郷の先輩で、プロ野球解説者の水野雄仁さん(41)=元巨人投手=から「宮崎県内にあるうどん店(製めん工場)で働いてみないか」と声を掛けられたのがきっかけだった。 小学生のころから飲食業に興味を持っていたこともあり、