AI(人工知能)が急速に私たちの生活と仕事に浸透し、その結果、デジタル化の波は新たなパートナーとしてAIを私たちの隣に持ってきた。 このAIの存在は、業務の効率化を実現し、ビジネスの競争力を飛躍的に向上させることだろう。 だが、少なからず現時点において課題は山積みだ。 実際に、ChatGPTなどの生成AIを活用して、仕事の生産性アップを命じられている現場は、どこもかしこも疲れている。 「素晴らしい可能性を秘めている!」 と、ウキウキ、ワクワクしたのは、最初の3日間ほど。多くのデスクワーカーがAIの存在に悩まされている。高度な技術を駆使したはずの働き方をめざしているはずなのに、なぜか重荷となり、疲労感を覚えているのだ。 原因は、IT化が進んでもなお、日本企業の生産性が一向に上がらないという根本的な問題点にある。 今回のコラムでは、この「AI疲れ」が起こる根本的な原因と、それにどう向き合うべき