まず面白そうな小説のタイトルを募集して、それからそのタイトルにあった中身の作品を再び募集する。そんな一風変わったケータイ電子書籍向けの文学賞が登場した。実施するのは角川デジックス、バンダイネットワークスと公募ガイド。文学賞の名前は「タイトルが先だ!文学賞」という(3月28日の記事参照)。 左から、月刊公募ガイドの橋谷尚人編集長、角川デジックスのマーケティング事業部第2グループコンテンツプロデュースチーム第3チーム、矢邉良太アシスタントプロデューサー 月刊公募ガイドの橋谷尚人編集長は、ケータイ向け電子書籍はタイトルにこだわる必要があると話す。音楽CDの「ジャケ買い」という言葉があるように、電子書籍にも「タイトル買い」が存在すると考えるからだ。 「携帯の小さな画面で“どの書籍を読むか”と候補を見ていると、やはりタイトルのインパクトがある方に目が行く」。強烈なタイトルを前もって用意すれば、その小