山田昌弘北島町長(69)を傷害容疑で徳島北署に告訴した大久保元晴町議(60)=中村=が十三日午前六時前、同町中村のマンション(九階建て)敷地内で倒れているのが見つかった。心肺は停止しており、搬送先の病院で死亡が確認された。九階の階段踊り場付近に町議のものとみられる靴が置かれていたことから転落死したとみられる。遺書は見つかっておらず、北署は自殺と事件の両面で捜査し、十六日に遺体を司法解剖して死因を調べる。マンション九階には、山田町長の自宅がある。 北署によると、午前五時五十分過ぎ、同マンションに住む男性から「人が倒れている」との通報があり、署員が駆けつけたところ、大久保町議がマンション一階北側にある自転車置き場前通路で倒れていた。靴があった九階踊り場には、焼酎のペットボトルや酒のびんもあった。同署は、踊り場にある窓から転落したとみている。 大久保町議は九日、北島町議会の議場で山田町長