やや旧聞となるかもしれないが、マイコミジャーナルにてLLVMのC/C++フロントエンドのエラーメッセージは分かりやすいという話が紹介されている。元ネタはLLVM Project Blogの「Amazing feats of Clang Error Recovery(LLVMのC/C++フロントエンド「Clang」のおそるべきエラーリカバリ機能)。 LLVMは現在開発が進められているコンパイラ環境で、ソースコードを一旦アーキテクチャ非依存の中間コードに変換、最適化を行った後ネイティブなコードを出力することで、より最適化されたバイナリを生成できるのが特徴。それだけでなく、C/C++フロントエンドである「Clang」は、「GCCと比べコンパイル時に分かりやすいエラーコードを出力する」というのも利点だそうだ。 例えば、Clangでは定義されていない型を使った場合、エラーメッセージ中で「unknow