■これまでのRDBMSでXMLを使うには IBMはDB2 9を「業界初、第3世代のデータベース」とうたっています。XMLデータベースとの融合で大きく前進した新世代のRDBMSであり、XMLデータベースの機能や役割を包含した新しいRDBMSとなっています。あらためてXMLデータベースとRDBMSの関係を見直してみましょう。 Database Watch 5月版でも触れましたが、基本的にXMLはデータがツリー形式であり、RDBMSはデータが表形式となっているという大きな違いがあります。XMLデータのツリー構造をそのまま蓄積して管理できるデータベースのことを、RDBMSとは別にネイティブXMLデータベースと呼んでいます。 RDBMSでXMLのデータを扱うとなると少し工夫が必要です。1つは列にXMLのツリーをそのまま格納する方法と、もう1つはXMLのデータを裁断して必要な情報を表に収める方法です。