「ネットで服を買ったら、サイズが合わなかった」 「店で何回も試着するのはちょっと面倒…」 こうした服選びの“お悩み”を解決する新たな技術が開発されています。インターネット上の自分の分身「アバター」に試着をまかせてしまおうというのです。 この技術、アパレル業界の常識を変えるかもしれません。 (経済部記者 佐野裕美江) ライトアップされた画面上のランウェイをぞくぞくと歩いてくる、同じ顔をした6体のアバター。筆者が体験した「アバター試着」の様子です。 よく見ると、それぞれ違う服を着ているのがわかります。自分で選んだ6種類のコーディネートを、ファッションショーのように、同時に見比べることができるのです。 リアルな試着では絶対にマネできない仕掛けです。 アバター作りには、特殊な装置が使われます。高さおよそ2メートルの8本のポールで囲まれ、中には40台の小型カメラが取り付けられています。 装置に入り、