『虹いろ図書館のへびおとこ』櫻井 とりお (著) 河出文庫あらすじ小学六年生の火村ほのかは、あるきっかけからいじめに遭うようになり、学校へ行けなくなった。 街中をさまよいたどりついたのは古い図書館。 そこには体の半分が緑色をした司書のイヌガミさん、謎の少年スタンビズくんがいて、たくさんの本があった。 彼らや物語たちと出会ったほのかは少しずつ自分の世界が動き出すのを感じて…。 図書館で出会った人々とたくさんの物語父の仕事でこの街に越してきた小学六年生のほのかは、クラスのリーダー的な女子に意見したことをきっかけに、いじめに遭うようになりました。 先生は見て見ぬふりだし、仕事で疲れ果てて帰ってくる父親や、入院中の母に代わって家事全般をこなす中三の姉にも心配をさせたくなくて、誰にも相談せずにいたほのか。 しかしその我慢も限界を越え、家を出た後学校へ行かず街をさまようになります。 大人の目線を逃れる