※<第1回目>世界最悪の汚さ、インドの水道水を救えるか <第2回目>インドの水道インフラは、なぜ崩壊したのか 苦戦する日の丸水道隊 外国で日本が進める水ビジネスは、軒並み厳しい状況にあるという。日本から海外に進出しているある水道事業会社の社員は、その話になるとやや口が重い。 「国がインフラ輸出を掲げている中で、『実際はぜんぜんダメでしょう、停滞しています』とは言えない」 彼らは民間事業者だが、国際援助でも、国が違っても、海外の水道事業への参入は容易ではないのが現状らしい。もちろん、インドも例に漏れない。 インドでは憲法上、水に関する事業は州政府の管轄とされている。ただし、中央政府は環境保護や都市開発の観点から、水事業の規制には関与する。水に関する権限は国と州、さらに現場で直接事業を行う地方自治体との間で重複し、水利関係の複雑さと不透明さから、水道事業は数あるインフラ事業の中で最も外部から参
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