日々蓄積されていくストレスは、私たちの免疫力を弱らせ、体にさまざまな不調をもたらすと言われている。だが、ストレスの受け取り方は人それぞれで、例えば、上司に同じ小言を言われても、気にしない人もいれば、ずっとそれを溜め込んでしまう人もいる。 脳教育を専門とする健康・教育サービスのダンワールドによると、その「ストレス耐性」(ストレスに耐えられる強さ)は、呼吸法により身につけることができるという。 呼吸は、人の自律神経と深い関係があり、息を深く吐くと、自律神経のうちの副交感神経が刺激される。副交感神経は「リラックスの神経」といわれており、ストレスをやわらげる働きがあるため、深い呼吸をすると気持ちにゆとりが生まれるそう。さらに、深い呼吸は、体内に取り込まれる酸素量を増やし、酸素が血液を通して全身の細胞を元気にしてくれるので、脳にも十分な酸素が送られ、「イライラ」や「怒り」といった感情を静める効果があ