捕虜のポーランド兵 墓の調査結果 6月3日 6時36分 日露戦争でロシア軍として戦い、日本に捕虜として連れて来られて亡くなった、ポーランド兵の墓の調査結果がまとまり、当時、捕虜が手厚く埋葬されていた、歴史の一端が明らかになりました。 この調査は、おととし、日本とポーランドが国交を樹立して90年を迎えたのを記念して、両国の研究者が共同で行ったものです。日露戦争当時、ロシアの支配下にあったポーランドでは、多くの兵士がロシア軍として従軍し、敗戦をきっかけに4600人余りがロシア兵と共に捕虜として日本に抑留されましたが、その実態はほとんど知られていませんでした。調査は、松山市や長崎市など、当時捕虜の収容施設があった地域の墓地を対象に行われ、その結果、滞在中にけがや病気で亡くなり、埋葬されたポーランド兵は、少なくとも47人いたことが分かりました。この調査で、当時、ポーランド兵には、地元の人との交流や