磯崎先生による本著は、専門的なファイナンスを平易に解説しつつ、ベンチャー企業における働き方や意識などに踏み込んだ、とても有益な一冊でした。書評の最後に私はこう書いてあります。 繰り返しますが、本書は経理財務の本ではなく、経営の本です。成長が鈍化して大企業が右肩上がりにならない時代を生きる日本の社会において、期待されるのはベンチャーです。イケてるベンチャーがどんどん出てこないと日本は窒息してしまいます。ベンチャーが輝く時代にしなければならないのです。そのために本書を多くの方が読まれることを切に願います。 本書は、ベンチャーのバイブルです。 もう1冊。