トップ > 三重 > 11月28日の記事一覧 > 記事 【三重】 尾鷲で鉄魚の生息確認 県天然記念物 Tweet mixiチェック 2012年11月28日 池の水を抜き、底を調べる関係者ら=尾鷲市の法念寺で 尾鷲市教委と県教委は27日、同市三木里町の法念寺の池を調査し、フナと和金の自然交配で生まれるとされる県天然記念物「鉄魚」の生息を確認した。1958(昭和33)年の指定以来本格的な調査が一度も行われておらず、絶滅が心配されていた。 鉄魚は、フナの突然変異種と考えられ、普通のフナより長い尾びれが特徴。生息地は、県内のほかは宮城、山形、秋田の一部に限定される希少種という。 戦前には、三木里地区周辺の河川で多く生息していたが、四四(昭和十九)年の東南海地震による津波で絶滅したと考えられていた。五六年に法念寺で生息しているのを地元の人が発見し、県が天然記念物に指定した。 同寺が池に野鳥から守る