今から61年前の1948年、ビールの代用品となる焼酎割り材として誕生したホッピー。焼酎を割って、下町の庶民の酒として長年愛されてきた。現在は、低カロリー・低糖質・プリン体ゼロという健康志向の消費者をとらえている。さらに、創業者の3代目、石渡美奈氏が副社長に就任後、看板娘として活躍し、2003年から右肩上がりで年々売上を伸ばしている。ホッピーハッピー実行部 課長代理 兼 ホッピー未来開発室、大森啓介氏に聞いた。 ド派手なホッピーの営業車。 ・健康志向でファンが拡大 ホッピービバレッジは、2003年以降、売上高が年々2割程の伸びを続けている。現在は売上高30億円を超える。地ビールやサワー、コアップガラナなどの商品もあるが、何といっても牽引するのは、ホッピー。 「前のバブル崩壊時も落ち込むことはありませんでした。不況に強い。純粋に好きと言っていただけるお客様が多いんです。ホッピーがメインの飲食店