女性が死亡ひき逃げをしたとして起訴された事故現場=福岡県宗像市で2020年10月19日午前11時40分、宗岡敬介撮影 福岡県宗像市の市道で、路上に横たわる男性を乗用車でひいて死亡させそのまま逃げたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)に問われた同市の女性(49)に対し、福岡地裁は26日、無罪(求刑・懲役3年)を言い渡した。岡崎忠之裁判官は、タイヤから検出されたDNAでは男性をひいたとは立証されず「女性の直前に、他の車両が男性をひいたとしてもおかしくはない」と結論付けた。 女性は2019年8月1日午前1時35分ごろ、同市田久6の市道を時速約30キロで乗用車を運転。路上に横たわる男性(当時49歳)の体をひいて大動脈断裂などのけがで死亡させ、救護措置や警察に通報しなかったとして逮捕、起訴された。
懸賞品を送っていないことが発覚したパズル雑誌。「豪華プレゼント」にはフルーツギフト券や現金、液晶テレビなどが並んでいた=2020年10月8日撮影 東京都千代田区の出版社「晋遊舎」が2016年以降に発売した「まちがいさがしフレンズ」「てんつなぎフレンズ」など6種のパズル雑誌で懸賞品を送っていなかったことが判明した。毎日新聞の取材を受けた同社がホームページ(HP)上で問題を公表し「ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と陳謝した。未発送の懸賞品は少なくとも3600人分を超えるとみられる。晋遊舎は順次発送するとしているが、景品表示法に抵触する可能性もある。 パズル雑誌はパズルやクイズ、間違い探しの問題を掲載し、懸賞品を出して読者を獲得する。雑誌を買って応募した問題の正解者らから抽選で選ばれた当選者に懸賞品が送られる仕組みで、「豪華プレゼント」などとうたってテレビや人気ゲーム機、
河野太郎行政改革担当相が省庁で推し進める“脱”押印の取り組みを巡り、山梨県の長崎幸太郎知事は29日の記者会見で「行政手続きで『押印をなくす』というのは分かるが、『はんこをなくす』という言い方は重々気を付けてほしい」と苦言を呈した。 全国有数の印章生産県トップとして長崎知事は「はんこ」と「押印」が混…
搭乗口で搭乗時刻のアナウンスをする日本航空の地上旅客係員=成田空港で2020年9月26日午後5時56分、中村宰和撮影 日本航空は機内や空港の搭乗口で英語の案内アナウンスをする際、「Ladies and Gentlemen」(淑女、紳士の皆様)の呼び掛けを9月末で取りやめる。性別を前提とした英語表現だとして、日航は「性的マイノリティーのお客様が不快な思いをしないように」と廃止を決めた。10月1日から新しいアナウンスに変更する。 機内で、客室乗務員は旅客の搭乗や降機、飛行中のサービス開始の際、英語のアナウンスの始めに「Ladies and Gentlemen」と必ず敬称をつけていた。社内のマニュアルに基づいた対応で、国際線だけでなく、外国人の旅客が搭乗している国内線の便でも使っていた。搭乗口では、地上旅客係員が搭乗時刻の案内の際にアナウンスしていた。
スマートフォンを見ながら運転していた料理宅配サービスの配達員に注意を促す警察官=名古屋市東区で2020年9月10日午前11時23分、高井瞳撮影 新型コロナウイルス感染拡大の影響で料理宅配サービスの需要が高まる中、警察には、自転車の配達員による危険な運転に関する通報が相次いでいる。一部の企業では、配達をこなした件数に応じてボーナスを加算する仕組みを導入しており、危険運転の一因になっているとの指摘もある。警察は「便利なサービスでも、ルールを守らなければ重大な事故につながりかねない」として、業界に対し、安全対策の徹底を求めている。 「新型コロナの影響でアルバイトが減り、学生などの配達員が増えた。慣れない道なのか携帯を見ながら配達している人も目立つ」。東京都杉並区の男性会社員(35)は昨年8月、副業で宅配サービス大手「ウーバーイーツ」の配達員を始めた。男性によると、交通安全に関する講習を受けたこと
重傷事故を起こして自動車運転処罰法違反に問われ、無罪が確定した女性(42)=福岡市=が「無罪になったのに免許を取り消されたままなのはおかしい」と訴えて、福岡県公安委員会の免許取り消し処分の無効確認を県に求めた訴訟の第1回口頭弁論が9日、福岡地裁(徳地淳裁判長)であった。女性は意見陳述で「私のような思いをする人が二度と出ないようになってほしい」と訴えた。県は答弁書で請求棄却を求め、争う姿勢を示した。 女性は2017年2月、福岡市の国道263号で軽トラックを運転中、前を走る少年(当時18歳)運転の原付きバイクに衝突し、重傷を負わせたとして福岡地検に在宅起訴された。だが今年5月の福岡地裁判決は、少年側が急加速し車線変更した可能性があるとし「女性の過失を認めるには合理的な疑いが残る」と無罪を言い渡し、地検は控訴せず確定した。
戸籍上は男性だが、心理的には女性で「性同一性障害」と診断されたタクシー運転手(60)が、化粧を理由に乗務を禁じられたのは不当だとして、勤務先に賃金支払いを求めた仮処分申請で、大阪地裁は訴えを認め、月18万円の支払いを命じた。溝口達裁判官は「外見を女性に近づけ、女性として社会生活を送ることは自然かつ当然の欲求だ」と指摘した。 性同一性障害の人が勤務中に化粧することを認め、不当な取り扱いを禁じた司法判断は異例だ。 同地裁の仮処分決定(7月20日付)などによると、運転手は2018年11月、大阪市内のタクシー会社に性同一性障害と伝えた上で正社員として雇用され、化粧をして乗務を始めた。 20年2月、複数の上司から「身だしなみで化粧はないやん。男性やねんから」「だいぶ濃いわ」と注意された。さらに、「治らんでしょ、病気やねんから。うちでは乗せられへん」と言われ、乗務を禁止された。月20万~40万円ほどあ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く