ブックマーク / ascii.jp (90)

  • 楽天モバイル悲願の「iPhone対応」に一歩近づく (1/3)

    7月8日、楽天モバイルは「Rakuten Link」アプリのiOS版を公開しました。このアプリの登場により、一部のiPhoneでは「音声かけ放題」が実現。iPhoneへの正式対応や端末の取り扱いに向けて、一歩前進したといえます。 ■国内通話かけ放題に必要な「Rakuten Link」 楽天は、自社回線を用いた「Rakuten UN-LIMIT」プランにおいて、国内通話かけ放題をうたっています。このかけ放題に必要なアプリが、音声通話やチャット、ビデオ通話機能を統合したRakuten Linkです。 スマホ標準の電話アプリを使う従来型の音声通話も提供されているものの、料金は30秒あたり20円で、かけ放題のプランは用意されていません。楽天モバイルの利用において、Rakuten Linkは必須といえる存在です。 他社との料金競争においても重要です。最近、ワイモバイルやUQモバイルは速度制限を1Mb

    楽天モバイル悲願の「iPhone対応」に一歩近づく (1/3)
  • 「インターネット」(The Internet)の語源についてあらためて調べる(前編)

    小説やマンガの編集者、テレビ番組や映画の関係者からむかしのコンピューターやネット事情について聞かれることがある。ちょっとした時代考証なのだが意外とストーリーに影響のあるような話で、ひょっとしたら「これ間違っているとマズいかも?」みたいな感じで連絡をいただくこともある。 すぐ分かることが多いので答えるようにしているが、社内から人づてにきたのを「はいはいどういうことでしょう?」と引き受けたり、まったく知らない方から連絡をいただくこともある。私の古くからの友人で『磯野家の謎』や『QuickJapan』の編集者の赤田裕一氏から少年マガジンの巻頭図説のイラストが送られてきて「このコンピューターって何か分かる?」みたいなこともあった。 メールをさかのぼってみたところ過去1年半ほどの間にこの種のやりとりを3件ほどやっていたことがわかった。グーグルマップを使ったシーンの妥当性については、グーグルマップの開

    「インターネット」(The Internet)の語源についてあらためて調べる(前編)
  • UWPからデスクトップアプリに回帰すべく、MSが送り出した「Project REUNION」 (1/2)

    自分で分断しちゃったUWPとデスクトップアプリの両環境を 再度結合しようとしているマイクロソフト マイクロソフトはオンラインカンファレンスのBuild Windowsで「Project REUNION」を発表した。かなりプログラミング寄りの話なので、今回は誤解を恐れず、大胆な省略と例えを使って解説する。 「Project REUNION」って、なんかすごいもののようだが、実際には大したことはない。というのも、そもそもマイクロソフトがWindows 8でデスクトップ環境とモダン環境を“分断”しなければ、REUNIONは必要なかったからだ。つまり、自分で2つに分けちゃっておきながら、今になって再結合って言い出しているわけで、例えて言えば、「花瓶割っちゃったので接着剤で付けました」的な話である。 マイクロソフトがUWPからデスクトップアプリ(Win32アプリ)に回帰しようとしているという話は、

    UWPからデスクトップアプリに回帰すべく、MSが送り出した「Project REUNION」 (1/2)
  • 20H1とともに正式に来るWindows Subsystem for Linux 2の実力を見る (1/2)

    そろそろ「May 2020 Update」こと、Windows 10 Ver.2004(以下コード名で20H1)が最終版になる。とりあえず、完成したよ的なアナウンスがあった。 20H1における最大の変更点は、Linuxカーネルを使うWSL2Windows Subsystem for Linux 2)だ。そこで今回は、WSL1とWSL2を比較してみることにした。WSL2ではLinuxカーネルが仮想HDD上でネイティブのファイルシステムを動作させる。このため、NTFSの上でLinuxのファイルシステムをエミュレートしていたWSL1のVolFs(あるいはlxfx)に比較してファイル処理などが高速化するという。 その一方で、WSL2では仮想マシン環境でLinuxカーネルを起動させるためオーバーヘッドがある。また、WSL2からNTFS側をアクセスするには、9Pと呼ばれるネットワークプロトコルが用い

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  • WindowsイベントログをPowerShellを用いて扱う (1/2)

    前回(「Windowsで発生したことを確認できるWindowsイベントログを解説する」)、Windows Terminalの機能確定版が出た場合はそちらを紹介予定と記したが、12月17日にWindows Terminalの1912版が出るかと思いきや、17日になって12月31日に延期された。クリスマス休暇に入っちゃったのかと思ったが、いまだに開発は進行しているようである。まあ開発には計画変更が付きものなので、ゆっくりと待つことにしよう。今年はまだ1週間以上残されている。 githubWindows Terminalの進行状況を示すページ。12月版のWindows TerminalTerminal-1912)は、いまのところ50%の完成率。いまだ作業は進行しているようだ さて、今回は前回の続きで、Windowsのイベントログを扱う。PowerShellを使って、実際に記録されているログか

    WindowsイベントログをPowerShellを用いて扱う (1/2)
  • Windowsで発生したことを確認できるWindowsイベントログを解説する (1/2)

    Windowsにはイベントログと呼ばれる機能がある。これは、システムやアプリケーションなどが、発生したイベントを記録し、後でのメンテナンスなどに利用するものだ。管理ツールにあるイベントビューアーでも簡単には見ることができる。今回は、このあたりを解説する。 目的としては、Windows内で発生した複数のプログラムが関わる特定の作業の経過などを取り出し、その経過を追えるようにする。筆者は、Windowsの機能アップデートに関しての情報を収集したいと思って調べ始めた。 イベントログは、Windows内で発生したさまざまなイベントを記録したもの。この中には再起動やアップデートのインストールなどさまざまな情報がある そもそもWindowsのイベントログとは Windowsのイベントログは、現在では、EVTX形式のファイルに記録され、 C:\Windows\System32\winevt\Logs と

    Windowsで発生したことを確認できるWindowsイベントログを解説する (1/2)
  • Windows Subsystem for Linux 2のメモリ管理を詳しく見る (1/2)

    現在プレビュー中の20H1のビルド19013から、WSL2Windows Subsystem for Linux 2)は、一旦確保したメモリでも不要になれば、きちんとWin32に返すようになった。今回はこのあたりを調べてみる。 WSL2におけるメモリ割り当て WSL2は、軽量ユーティリティ仮想マシン(Light Weight Utility Virtual Machine:以下、LWUVM)内で動作している。このため、ホストとなるWindows 10のメモリの一部を利用する。ただし、メモリ割り当ては、Hyper-Vでいう動的メモリ割り当てであり、上限を決めるものの、実際に使っている分のみを確保して、必要になれば上限までメモリを確保しようとする。 この上限は、WSL2側からは「実装メモリ量」のように見える。デフォルトでは、PC側のメモリの75%をWSL2の上限として割り当てているようだ。た

    Windows Subsystem for Linux 2のメモリ管理を詳しく見る (1/2)
  • Windows Subsystem for Linux 2のNTFSソフトリンク対応 (1/2)

    現在プレビューが進められている20H1(Windows 10 Ver.2003)に含まれるWSL2Windows Subsystem for Linux 2)は、仮想マシンベースでLinuxカーネルを動かすものだ。 Windows 10に搭載されているWSL(以下WSL1と略す)は、Linuxカーネルがなく、Linuxのカーネルファンクションコールは、すべてWindowsカーネル(NTカーネル)のファンクションコールに変換されいた。このため、Windows側の機能はほとんど問題なく利用できた。 これに対して、WSL2では、仮想マシン内部でLinuxカーネルがそのまま動作している「ほぼLinux」であるため、Windowsの持つ機能にアクセスするためには、さまざまな対応が必要になる。こうした問題の1つがNTFS上のソフトリンク(シンボリックリンクやジャンクション)への対応である。Windo

    Windows Subsystem for Linux 2のNTFSソフトリンク対応 (1/2)
  • AzureやAWSの大規模障害でもサービスが停止しない設計とは

    こんにちは!FIXER R&D Division担当、フェローの千賀です。 今日は、先日8月23日に発生したAWSでの大規模障害を受けて、クラウドを使ってシステムやサービスを構築、提供する際の考え方や留意事項等をお伝えし、止まらないサービスを作るにはどうしたらいいかをアーキテクチャの観点から解説したいと思います。 AWSでの障害の内容と原因 まず簡単に、AWSで2019年8月23日に発生した障害の原因や内容を簡単に解説します。既に当ブログでも取り上げ、報道などもされておりますのでご存知の方も多いかもしれませんが、同日正午過ぎごろから22時過ぎまでの間、AWS東京リージョンにて、EC2やRDSへの接続障害など発生しました。原因は冷房をコントロールする制御システムを中心とする多重障害であり、サーバの温度が上がりすぎたことによる過熱である、と報告されています。 これにより約10時間に渡って、AW

    AzureやAWSの大規模障害でもサービスが停止しない設計とは
  • ASCII.jp:2台のスイッチを2本のケーブルでつなぐと何が起こる?|ネットワークの禁忌に触れる

    スイッチやハブを接続する際、やってはいけないのがループ構成だ。これは、2台のスイッチを2のLANケーブルで直結したり、1のケーブルの両端を同じスイッチに接続した場合などに生じる。では、なぜループを作ってはいけないのか、ループを作ると何が起こるのだろうか。 ループ構成を作ってみると 2台のスイッチでループを作るとどうなるのか。理由の説明の前に、結果から紹介しよう。ここでは、PCを数台ずつ接続した2台のスイッチを用意した。最初に1のLANケーブルでスイッチ間を結び、通信が行なわれていることを確認。スイッチのフロント部のアクセスランプは、通信にあわせて点滅している。 しかし、この状態で、もう1のLANケーブルを接続すると、直後からアクセスランプは点灯したままとなった。スイッチ間を流れるトラフィックを調べたところ使用帯域は常時100%近い状態になり(図1)、その内容はほぼすべてがブロードキ

    ASCII.jp:2台のスイッチを2本のケーブルでつなぐと何が起こる?|ネットワークの禁忌に触れる