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2014年11月25日のブックマーク (1件)

  • 時の試練に耐えた本棚晒しとショウペンハウエル『知性について』 - マトリョーシカ的日常

    時間と空間の観念性 前回告知したように、今日は『知性について』の中から時間と空間の観念性について話そう。観念性とは形のないぬるりとした液体のどんよりであり、決して沈殿することのない博多の塩のような味だ。要するによくわからないものだ。ショウペンハウエルは(というより哲学者全般はそうなのだろう)よくわからないものが好きで、数式や図も用いることなく文章のみで抽象的な梱包をひもといていく。 以下の引用は読み飛ばしてもらって構わない。 物質は、運動ではなく、運動しうるものであり、それはすでに、物自体の客観化された様態である。ところが、物質が静止にせよ運動にせよ、どちらかを帯びるやいなや、いつまでもそれを維持し、永久にわたって静止するなり、同様に永久にわたって飛び続けるなりする傾向があるという性質、すなわち静止と運動に対する物質の絶対的没交渉性は、物質として現象して物質にそのすべての力を付与している物

    時の試練に耐えた本棚晒しとショウペンハウエル『知性について』 - マトリョーシカ的日常