JR北海道を巡る一連の問題で、国土交通省は安全管理に重大な問題があったとして、近く、JR北海道に対し、鉄道事業法に基づく事業改善命令を出す方針です。 JR北海道では、去年9月に起きた貨物列車の脱線事故をきっかけに、補修が必要なレールを各地で放置していた問題が発覚し、そのあと検査データの改ざんも明らかになり、国土交通省が特別保安監査を行っています。 その結果、安全管理に重大な問題があったとして、近くJR北海道に対し、鉄道事業法に基づく事業改善命令を出す方針です。 一連の問題で、JR北海道はすでに国から3度にわたり改善指示を受けていますが、今回の命令は違反すれば懲役や罰金が科される重い処分です。 JR北海道は3年前、特急列車が脱線してトンネル内で火災を起こした事故で事業改善命令を受けています。 同じ鉄道会社が2度にわたって命令を受けたことはなく、極めて異例の事態です。 また、会社の経営にも重大