神奈川県横須賀市が業務に試験導入した「チャットGPT」を利用する職員ら =4月20日午後、横須賀市役所 全国の自治体に先駆けて対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を試験導入した神奈川県横須賀市は5日、41日間で約2万6千件の活用があり、使用した職員の約8割が仕事の効率が上がるとの認識を示したとする実証結果を明らかにした。上地克明市長は「何ができるか、走りながら考えないといけない」と述べ、精度の高い最新版を本格的に導入すると発表した。 同市によると、試験導入は職員同士が連絡をやり取りするチャットアプリにチャットGPTを組み込んだ形で4月20日から開始し、今回は5月末までの41日間の使用状況を検証した。約5割の職員が使用し、消防用設備の検査や指導のための文書や高校生向けのアンケート概要を作成した例では、1日約10分の業務短縮効果があったという。表計算ソフトで使う関数式の設定やアンケートの設