中村勘三郎、小沢正一、大島渚、大鵬……昨年末から今年1月にかけて「大物」が亡くなっている。そのたびにSNSに上がるのが「追悼メッセージ」だ。全く関係がない、それまで知りもしなかった人への弔意に意味はあるのか。大人力コラムニスト石原壮一郎氏があえて踏み込む。 * * * 語弊がありまくる言い方ですが、ツイッターやフェイスブックといったSNSの利用者の一部は、大物の死去が大好きです。あくまで一部なので、思い当たる節があったとしても「きっと自分のことじゃないな」と大らかに受け止めてください。 文化人にせよ芸能人にせよ実業家にせよ、「一時代を作った」「今の○○があるのは、この人のおかげ」と言われるような大物が世を去ると、ツイッターもフェイスブックも一気に盛り上がります。「ウソだろ!」「あー、ついに……」といった素朴な表現から、「謹んでご冥福をお祈りいたします」などの礼儀正しい言い方まで、悼む気持ち
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