10年前、国内のスマートフォン(スマホ)市場でファーウェイのブランドはほぼゼロに等しかった。ファーウェイ・ジャパンは6月2日の新製品発表会の冒頭で、国内市場における同社のブランドを現在のポジションまで引き上げた功労者の呉波プレジデントの退任を発表した。米中貿易摩擦や新型コロナウイルスで経営のかじ取りがかつてないほど困難な状況で、日本のトップが代わったのはなぜか。新任の楊涛(Yang Tao、ヤンタオ)ファーウェイデバイス日本・韓国リージョンプレジデントがBCNの単独インタビューに応じた。前半と後半の2回にわたって掲載する。 取材・文/細田 立圭志、写真/松嶋優子 ――米中貿易摩擦や新型コロナウイルスなど厳しいかじ取りが求められる中、このタイミングで日本のトップが交代した意味について教えてください。 楊涛プレジデント(以下、敬称略) 米国との調整や新型コロナの問題とは一切関係ありません。なぜ
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