小野社長は「選手たちの能力を引き出すには、名前や実績、マインドや熱さを持った指導者が必要だ」と中山コーチの必要性を強調。鈴木監督も「選手にはいかにいい準備といい刺激を与えられるか。メンタルの強化や課題だった得点力アップにつなげたい」と、現役時代にがむしゃらプレーでゴールに向かい、得点王の実績もある新コーチに大きな期待を寄せた。 中山コーチのキャラクターもチームに好影響を与える。1年での昇格を逃し沈みかけた雰囲気は、今季始動時から一気に改善された。そして全体練習後のシュート練習では、ゴールを奪う姿勢や動きの迫力など、ゴン魂を徹底的に植えつけた。 成果はてきめんだった。昨年全42節で奪った58得点は、今季はわずか33節でクリア。第13節秋田戦から始まった連続ゴールは、昇格を決めた水戸戦まで27試合と伸ばし、ここまでリーグ最多71得点を誇る屈指の破壊力を身につけていた。 そして鈴木監督の名将ぶり
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