「IoT」は田舎にとって重要なテクノロジー 5Gと同じぐらいに最近は「IoT」という用語も流行している。モノのインターネット(Internet of Things)の略語で、パソコンやスマホだけでなく家電や自動車、さらには道路や建物、上下水道管など現実空間のあらゆるモノをネットにつなぎ、情報を収集して制御もしていこうという概念だ。 IoTは都市だけでなく、田舎にとっても重要なテクノロジーである。農地や農作物のコントロール、鳥獣などの監視、山火事や水害などの防災にも活用できる。今年はクマが北海道でも本州でも出没してあちこちで騒ぎになったが、このような大型動物にGPSや4G通信モジュールなどを装着できれば、位置の監視が常時可能になって、人里に降りてくるのを事前に予測できるようになる。 そして、このような「田舎のIT」には5Gはオーバースペックすぎる。よりコストも人手もかからず、簡易なテクノロジ
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