小泉純一郎内閣時に郵政懇談会委員を務めるなど、さまざまな政府委員を歴任してきた、東洋大学経済学部教授の松原聡氏が、政治経済の観点からニュース記事を読み解き、時には政治へ、そして社会へ提言を行う! エネ政策聴取会:中部電課長も発言 原発推進、会場騒然 – 毎日新聞(7月16日) 政府のエネルギー政策意見聴取会で、「実質的やらせ」疑惑。広告代理店に事務局を任せた政府に責任。 市民からの原発政策の意見聴取の場で、電力会社関係者の原発擁護発言に、異論続出。原発推進か否かは別にして、この意見聴取自体はまったくおかしい。広告代理店任せで、中立、客観的な意見聴取などできるわけない。そもそも、広告代理店にとって、電力会社は最大級の広告主。その意向に沿いたいとなるのが当然と見られても仕方ない。事実、電力会社関係者という、利害関係者を登壇させている。 この市民からの意見聴取を、広告代理店に任せた政府の見識を疑
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