敗戦後、焼け野原となった日本が奇跡的な復興を遂げ、すさまじい勢いで経済発展を遂げたのはよく知られているところです。その後、バブル経済からバブル崩壊を経て、長い景気低迷に入り、いまなお苦しい状況が続いています。それら一連の流れについて、経済評論家の塚崎公義氏が平易に解説します。 戦後日本経済は、バブル前後で大きく二つに分けられる 1945年に戦争が終わってから77年が経ちますが、この間の日本経済を振り返ると、バブルが崩壊した1990年頃を界として、大きく二つの時代に分かれていることがわかります。戦後の焼け跡から経済が順調に成長して世界一の経済だといわれるようになった前半と、失われた30年とも呼ばれる長期低迷期です。 前半は、戦後の復興期、高度成長期、安定成長期の3つに分けられますが、安定成長期の最後はバブルなので、別に考えたほうがよいでしょう。 後半は、バブルの後遺症に苦しんだ10年ほどと、
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