『週刊プレイボーイ』で「挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが指摘する、日本人の"合理的泣き寝入り体質"とは――? (この記事は、7月19日発売の『週刊プレイボーイ31・32合併号』に掲載されたものです) * * * 東京五輪の開幕が間近に迫るなか、コロナ対策を含めたもろもろの問い合わせなどに関する大会組織委員会の対応のまずさを告発する連続ツイートが話題になりました。ツイートの主は、カナダの報道機関で仕事をしている日本在住の記者の方です。 大会組織委員会は、海外から来るメディア、代表団などの団体に対して「コロナ連絡窓口係」の設置を義務づけており、その記者も「窓口係」として関係者を日本に所定の手続きに沿って入国させ、滞在中は大会側が定めたルールに従わせる任務を課されているそうです。 ところが、組織委員会側からの働きかけは、20分程度で終わる音声つきプレ