記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 米IBMの人工知能「Watson(ワトソン)」が銀行のコールセンターに相次ぎ導入されたのをはじめ、今年に入って人工知能の話題に事欠かない。ビジネスの生産性を高めるツールとして、人工知能への期待は大きい。 その一方で、人工知能は人の仕事を次々に自動化していく。そこから生まれる漠然とした不安を背景に、「米国では今後20年で総雇用者の47%の仕事が機械化で奪われる可能性がある」とする英オックスフォード大学マイケル・オズボーン准教授の予測が再び注目されている。 山内祐平(やまうち ゆうへい)氏 東京大学 大学院情報学環 教授 肝心なのは、10~20年後、こうした脅威の直撃を受ける私たちの子どもたちへの教育である。親の立場からすれば、わが子が人工知能に負ける姿を見たくはないだろう。子ども