これまで25年間えっちらおっちら生きてきました。生きてるといろんなことがあります。でも、基本的に記憶しておくことが苦手な僕は、あらゆることを忘れていきます。というか、忘れていってると思います。自分でもビビるほどです。それでも、やっぱりすんごく印象深いことはずっと覚えてるわけで。 数学と接する中でも、記憶にいつまでも残っているとても印象深い出来事ってのはあるわけで。もしかしたらそういう深く記憶に刻まれていることが、ぼくの中の”数学”を形づくてるんではないか、と思うわけです。 小学校4年生だか5年生だか忘れましたが、授業内で行う演習の時間、ドリルを早く終えた何人かは、先生に丸付けをしてもらったあと、先生の代わりに残りのみんなの丸付けを任される、というのがありました。そのころ丁度そろばんをならっていて、文章題は苦手なものの、計算だけは早かったぼく。ちゃちゃっと終えて、丸付けの役目を先生から指名さ
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