島根益田信用組合(本店・島根県益田市)は24日、支店に勤務していた女性の元職員が13年にわたり、計4743万6000円を着服していたことを明らかにした。 同信組は元職員を懲戒解雇した。同信組は支店名や元職員の年齢を明らかにせず、元職員の親族が弁済しているとして、警察への被害届も出していない。 同信組によると、元職員は支店の窓口業務などを担当し、金庫からの現金出し入れの責任者だった。2004年10月~17年12月、月に1回程度、勤務先の支店の金庫で1万円の札束の中を千円札に入れ替えたり、500円硬貨の袋の中身を10円硬貨に入れ替えたりするなどして着服。金庫内の現金は他の職員が定期的に検査していたが、札束や硬貨の袋をきちんと確認していなかったという。 同信組本部が昨年末、各支店から余剰金を送付させた際、元職員の支店からの金額が想定の半額ほどしかなかったため、特別調査をして着服が判明。元職員は調