今日という日だからこれを選んだわけではなくて、個人的なあれこれの偶然から選んだだけなので、そこいらへんは変に勘繰らないこと*1。 歌の出来が良すぎて、作者寺島の、ベトナム戦争下返還以前の沖縄訪問経験からこの歌が生まれたといった個別特殊な状況を離れて通用する普遍性みたいなものを獲得しているんぢゃないかしら。もちろん、ひょっとすると勘繰りたくなるヒトが出て来るとするなら、その普遍性が今日只今の沖縄をめぐるアレヤコレヤの特殊な状況と切り結ぶ力をも持っているからだろうけれど、そういう一切合財を知らないヒトが聴いても、充分に心を揺るがすだけの作品たり得ている。それが作者の思いにとっていいことなのか悪いことなのかは知らないけれど。 歌それ自体の出来がいいのに、YouTube をあさっているとみなさん情感たっぷりに歌唱力をこれでもかこれでもかと発揮して歌ってらっしゃるのがどうもそこはかとなく気に入らない