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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (5)

  • 発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない - シロクマの屑籠

    精神医療が世の中を変えて、世の中が精神医療を変えていく。 そういう視点で、精神医療と世の中の相互作用を眺めていると、つい、ブロガーっぽいことを考えたくなる。 1.昔の精神医療には「狂気」しか無かった。 「発達障害」も「社交不安性障害」も「境界性パーソナリティ障害」も昔は存在していなかった。今日ではよく知られている心の病気が出揃ったのは、20世紀になってからのことだ。 十八世紀には、たったひとつしか心の病気が存在しなかった。狂気 insanity である。狂気という診断が意味していたのは、今日の臨床家が精神病という語で意味しているもの、あるいは口語的に「狂った crazy 」と言われているものだった。「狂気」とは、多くの場合妄想や幻覚を伴ったり、重いメランコリ―や高揚状態を伴うなど、患者が現実となんらかのかたちで接触を失っている状態のことを意味していた。 (中略) 狂気というひとつの病気だけ

    発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない - シロクマの屑籠
    kazutox
    kazutox 2020/06/04
    2017年 "今にして思えば、昭和演歌で歌われるロマンは、境界性パーソナリティ障害、アルコール依存症、共依存といった、現代では精神医療と馴染みの深いもので満ち溢れていた。"
  • 昭和映画を観て、あの頃の野蛮な感覚を思い出した - シロクマの屑籠

    ビー・バップ・ハイスクール 発売日: 2015/07/01メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログ (1件) を見る ゆうべ、子ども時代に観た映画が急に見たくなって、Amazonのプライム・ビデオから『ビーバップハイスクール』やら『トラック野郎』やら『男はつらいよ』やら、昭和映画を何か引っ張ってきた。 汚い街並み。やたら汗まみれの男達。 酒、たばこ、女。 ことあるごとに出て来る拳や棍棒。 映画で描かれる昭和は、もちろん昭和そのものではない。 それでも、カジュアルに登場する身体的暴力や、男尊女卑を隠そうともしない物語の描かれ方は、やはり昭和ならではで、平成っぽくないとは思った。 平成時代の子どもには『ビーバップハイスクール』が殺し合いに見える ちょうど映画『ビーバップハイスクール』を見始めた時間に子どもが帰ってきて、一緒に視聴しはじめたが、子どもの反応は強烈だった。ものの数分で「

    昭和映画を観て、あの頃の野蛮な感覚を思い出した - シロクマの屑籠
  • 「人生コスパ論」と不安の防衛 - シロクマの屑籠

    結婚はコスパが悪い URL「コスパが悪い」というよりも「コントロールできないものは要らない」と要約したほうがいいような話が半分くらいを占めてる。俺はそういう人をつまらない人だと思うけれども、まあ人生観の違いだよな。善し悪しの問題ではない。 2015-09-16 10:11:25 via twicca そうそう、これだ。 今月、ネットのあちこちで人生をコストパフォーマンスで語る文章を見かけたが、上記ツイートを読んで私はだいぶ整理されたような気がした。 はじめ私は、人生や子育てや人間関係に「コスパ」という概念を当てはめて躊躇わない表現に、傲慢さを感じていた。なぜなら、人生・子育て・人間関係といったアンコントーラブルで予測困難な事象のコストパフォーマンスを計算できると称するのは思い上がりもいいところ・一種の神様気取りのような気がしたからだ。かりに、人生や子育てや人間関係のコストパフォーマンスを正

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    kazutox
    kazutox 2015/09/28
  • みんな、睡眠習慣を舐めている――非効率な生活リズムと、その世代間伝達について - シロクマの屑籠

    昨日(1月8日)の『NHKクローズアップ現代』は、不登校の影で広がる子どもの睡眠障害をとりあげていた。精神科/心療内科の臨床現場でよく見かける風景であり、啓蒙によって改善する余地の大きな分野だけに、問いかける値打ちの高い内容と思った。 ひとことで睡眠障害と言っても、色々なものがある。重篤な精神疾患の随伴症状のひとつのこともあれば、加齢が関与していることもある。比較的若い人の場合、睡眠習慣の問題や生活リズムの問題が主因になっている(概日リズム睡眠-覚醒障害:CRSWD)症例がかなり多く、私自身、番組内容にそっくりなケースに遭遇したことがある。 睡眠を大切にしていないのは子どもだけではない。親が睡眠習慣を軽んじていて、子どもの睡眠習慣の面倒をみていなかったり、深夜の活動を励行していることすらある。中高生に23〜24時まで勉強を続けさせ、しかも朝早くに起こして活動させ……そんな事をしていれば日中

    みんな、睡眠習慣を舐めている――非効率な生活リズムと、その世代間伝達について - シロクマの屑籠
    kazutox
    kazutox 2015/01/12
    良記事
  • テキパキしてない人、愛想も要領も悪い人はどこへ行ったの? - シロクマの屑籠

    「どこの業種に行っても優秀なやつばかり見かける。コンビニ然り、公務員然り。昭和の頃より皆テキパキ動いていて、愛想も良くて、意外と応用も利いている」 時々、これが恐ろしいことのように思えることがある。じゃあ、テキパキしてない奴、愛想の悪い奴は一体どこへ行ったのか? 2014-11-08 22:28:08 via Twitter Web Client この、何気ない疑問がたくさんリツイートされて、followersが200人ぐらい増えてびっくりした。反応も様々で、こちらには色々なコメントがぶら下がっている。 いやしかし、当に不思議だ。 コンビニやホームセンターの店員だけじゃない。市役所の窓口の人も、福祉課の皆さんも、たいしたものだ。職業柄、若い警察官の方と話す機会も多いけれど、彼らの対応にもソツがない。えらくスムーズで、しっかりしている。 似たような傾向は、建設業や製造業に従事している人にも

    テキパキしてない人、愛想も要領も悪い人はどこへ行ったの? - シロクマの屑籠
    kazutox
    kazutox 2014/11/15
    確かに昭和のころはそんな感じだった
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