北海道教職員組合の不正資金提供事件をめぐり、 関係者が逮捕された民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区= の辞職は避けられない、との見方が4日、党内で強まった。 検察側が連座制の適用対象としていることもあり、 夏の参院選への影響に対する懸念が深まったためだ。 公職選挙法の規定では、小林氏が15日までに辞職すれば、補欠選挙が 4月25日に行われる。16日から6月16日の通常国会閉会日までに 辞職した場合は、補選は夏の参院選と同時になる。 党内には、鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長の「政治とカネ」の問題への風当たりも強いことから、 4月の補選は避けたい空気が強い。このため執行部は 16日以降の辞職を念頭に、小林氏との調整を進めるとみられる。 小林氏は4日、小沢氏と国会内で会い 「いろいろ党にも迷惑をかけ、申し訳ありません」と陳謝した。 http://www.chunichi.co.jp