全米初、大統領を提訴へ=入国禁止令は「違憲」-ワシントン州 30日、米カリフォルニア州の空港で、イスラム圏7カ国出身者の入国を禁じるなどしたトランプ大統領の命令に抗議する人々(AFP=時事) 【ニューヨーク時事】米西部ワシントン州のファーガソン司法長官は30日、トランプ大統領や国土安全保障省などを相手取り、難民やイスラム圏7カ国の出身者らの一時入国禁止を命じた大統領令を「違憲」とする訴訟を同州シアトルの連邦地裁に起こすと発表した。同日中に提訴する。同大統領令をめぐり州司法長官による提訴はワシントン州が初となる。 ワシントン州など15州とコロンビア特別区(首都ワシントン)は29日、大統領令を「憲法や法律に違反し、米国的でない」と非難し、「わが国の安全保障や価値観を守るため闘う」と宣言する共同声明を発表していた。 ファーガソン司法長官は、大統領令は憲法に定められた法の下の平等や、信仰の自由