任天堂から発売されている『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(以下、ブレス オブ ザ ワイルド)』のフィールドは、オープンエアーと呼ばれる構造になっており、定められた手順や限られたマップに縛られることなく、自由に動きまわることができる。この広大なフィールドにおいて、アクセントになっているのが「試練の祠」だ。フィールドの各所に配置されている試練の祠は、ミニダンジョンのような形式になっており、プレイヤーの発想力を問う仕掛けがいくつか用意されている。 これまでの3Dの『ゼルダの伝説』作品の謎解きは、解法が決まっており、その解法をいかに思いつくか、いかに見つけるかというのが仕掛けを解く鍵になっていた。しかし『ブレス オブ ザ ワイルド』の試練の祠には、その解法に幅がもたされている。スイッチを押した状態で扉を通る必要がある場合には、そばに落ちているタルを使ってもいいし、水中に沈んでいる金属の立