「怒り」のメガホンをとる李相日監督[映画.com ニュース] 吉田修一氏の「怒り」(上下巻/中央公論新社刊)が映画化されることが決定し、「悪人」「許されざる者」で知られる李相日監督がメガホンをとることが、映画.comの取材で明らかになった。 李監督が吉田氏の著作を映画化するのは、「悪人」に続き2度目。妻夫木聡が主演した「悪人」は、「人間の本質は善と悪」をテーマに描かれ、興行収入約19億8000万円を記録する大ヒットを飾った。また、ヒロイン役の深津絵里はモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞。さらに、第34回日本アカデミー賞では妻夫木の最優秀主演男優賞、深津の最優秀主演女優賞ほか5部門を制している。 「怒り」は、ある夫婦が惨殺される事件から1年後の夏が舞台。殺害現場に血文字「怒」を残した犯人・山神一也は、整形手術をして逃亡を続ける。房総の漁港で暮らす洋平・愛子親子の前には田代が現れ、大