スチュワートのフィーバーは落ち着いても、彼のプロ人生はまだ始まったばかり。再びのフィーバーはいつになるか。 セ・リーグに続き、パ・リーグも優勝マジック点灯はもう時間の問題だ。いや、今週末の天王山から、あるいはライオンズの猛追が本格化するかもしれない。ともかくレギュラーシーズンが佳境に入ってきた。優勝の行方や順位争いに一喜一憂する毎日となってきた。プロ野球が本当に面白くなるのはここからだ。 そうやって先ばかりを見始めると、過去が曖昧になる。前半戦の出来事が随分昔のことに感じる。あんなこと、こんなことが幾らでもあったのに。 憶えているだろうか。 昨年のメジャーリーグのドラフトでアトランタ・ブレーブスから1巡目、全体8位で指名を受けた超逸材が19歳にして日本球界入りを果たしたニュースのことを。 5月にホークスと契約を交わしたカーター・スチュワート・ジュニアだ。 来日当初は大騒ぎだった。入団会見は