NASA(米航空宇宙局)は7日、七夕の織姫、彦星として知られる恒星ベガとアルタイルで、大きさや明るさが同時に変化する現象が継続的に起きていると発表した。まるで2つの星が入れ替わっているかのように見えるこの現象は5月ごろから不定期に起きており、NASAでは観測態勢を強化して今後の変化を注視する。 NASAが発表した資料によると、ベガとアルタイルで不可解な動きが初めて観測されたのは5月26日。英国のアマチュア天文家から「ベガとアルタイルの明るさが変化した」と連絡を受けた職員が詳しく観測したところ、大きさや自転周期、明るさを示す等級など全ての性質において2つの星が入れ替わっているかのような現象が確認された。さらに観測を続けようとしたが、3時間後に元に戻ったという。 以降、この「入れ替わり現象」は週に2、3回の頻度で発生。6月14日の観測では、アルタイルの表面に「バ」や「カ」、ベガには「あ」と「ほ
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