将棋界最年少の19歳3カ月で4冠となった藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が14日、竜王奪取から一夜明けて山口県宇部市で記者会見した。藤井は「昇龍」と揮毫(きごう)した色紙を披露し、さらなる飛躍を誓った。 87年新人王戦準優勝の引退棋士(七段)で、AI学者の北陸先端科学技術大学院大学の理事・副学長の飯田弘之氏(59)の「なぜこれほどまでに強いのか?」。第2回は「名人超え」です。 ◇ ◇ ◇ 竜王奪取、史上最年少4冠達成後の記者会見。そして一夜明け会見でも、藤井4冠は質問に対して、じっくりと考え、丁寧に答えていました。会見では、よく長考されますが、それはまさに「安定した解」を模索しているのだと想像できます。あくまで会見は一例ですが、これはまさにゲームの本質と向き合っている証拠に違いありません。「安定した解」。これが「なぜ、これほどまでに強いのか」の3つ目の視点です。 本年度の勝率