計算モデル 1自由度減衰自由振動のモデルを図4-1に示します。今回から減衰要素が加わりました。減衰にはいろいろなモデルがありますが、最も基本的な”速度に比例した力を発生させる減衰モデル”を用います。 速度に比例した力を発させるという特徴から、減衰力はF=CVという関係があると予測できます。Fは減衰要素が発生する力、Vは速度、そしてCはそれらを関係付ける比例定数です。このCが減衰係数と呼ばれるパラメータになります。 式(4-1)がこの振動系を表す微分方程式になります。2項目が減衰によって発生する力を表しています。 ・・・(4-1) 解法 また例によって式(4-1)の解を式(4-2)のように仮定します。今回は減衰項が加わるため、明らかに振動するとは限りません。減衰効果が非常に大きい場合、振動せずにスッと止まってしまうことも考えられますが、減衰が小さければ振動することになります。このような関数を