労務の手続きをクラウド化するスタートアップが、中小・ベンチャー企業の間で支持を広げている。 背景には、企業経営での入退社の書類作成や社会保険・雇用保険への加入などさまざまな労務手続きがある。この一連の手続き、実は非常に煩雑で、現場の労務管理責任者に大きな負担を強いている。そのような状況を改善すれば、経営者や人事担当者は本来の業務に専念し、より価値ある仕事を成し遂げられるのではないか。 この課題に答えるのが、労務管理クラウド『SmartHR』(スマートエイチアール)だ。画面のフォームに従って情報を入力すれば書類が自動作成され、電子申請まで行ってくれるため役所との往復は不要になる。人事データベースとしても使用可能。ありそうでなかったこのクラウドサービスは、2015年11月に一般公開されると瞬く間に契約者数を伸ばし、現在500社以上もの企業で導入されている。 SmartHRを開発・提供しているの