『作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~』感想と解説やります! 「理論書など Go to Hell! なのです。」 『作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~』(仰木日向著、2016年7月10日発売)購入しました! 帯にある「作曲入門ライトノベル」らしく軽めで読みやすい文章ながら、物語はかなり重厚な How to 本。かたや初心者、かたや天才作曲家。この二人の女子高生のやりとりをメインに“作曲の過程”が解説されます。 この『作曲少女』、How to 本によくあるような「読みやすさのためだけに登場人物が用意されている」ような本ではない点がユニーク。二人の悩みや過去、日常がちゃんと描かれています。小説のレベルで。テーマのためにストーリーやキャラクターを急ごしらえしたわけではない内容が好印象でした。ラストの一章を読むときは一抹の寂しさも感じましたね(もう終わりか