日清戦争直前の明治２６（１８９３）年、清国が日本側に出した公文書で、尖閣諸島（沖縄県石垣市）を清国領と認識していなかったことが、長崎純心大の石井望准教授（尖閣史）の研究で分かった。中国側は現在、尖閣諸島について清国の領土であり、日清戦争に乗じて「日本が強奪した」（中国共産党機関紙「人民日報」）と主張するが、新たに確認された公文書は、この主張を覆すものといえる。（奥原慎平）　公文書は、尖閣諸島に向けて出航し、難破した熊本県民ら３人に関する両国間の往復書簡「熊本県民井澤弥喜太外二名清国、漂流したる節救助したる同国地方官、謝意傳達之件」。日清間で交わされた書簡など計９通からなる。　日本内外の漂流事例を記録した「困難船及漂民救助雑件」（外務省外交史料館所蔵）に収録されている。尖閣諸島をめぐる日清間の動向を記録した公文書が確認されたのは、初めてだという。　公文書によると、熊本県の井澤弥喜太は明治２６

【広州＝比嘉清太】香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは１５日、中国南部・広東省広州で今月５日夜、地元警察が少数民族ウイグル族のグループを摘発し、抵抗した女２人を射殺、１６人を拘束したと報じた。 摘発されたウイグル族は、マカオなどを経由して密出国を図ろうとしていたとの見方が出ている。 広州駅では翌６日、数人の男が通行人らを刃物で切りつけ、警察に１人が射殺される事件が発生。別の香港紙は、切りつけた男が５日の事件で射殺された女の夫ら関係者だった可能性があるとの見方を伝えている。