【上海=河崎真澄】抗日戦勝70年の記念行事が続く中国で、20万人近い在留邦人に緊張が広がっている。北京の日本大使館や上海の日本総領事館などが関連行事に不用意に近づいたり、写真撮影したりしないよう注意を喚起。駐在員や家族に対して5日までの3連休中、外出を控えるよう口頭で呼びかけた日本企業もある。軍事パレードを機に「日本製品不買」を従業員らに命じた中国企業も登場し、反日ムード高揚を警戒する声も上がっている。 上海の日本総領事館などでは在留邦人向けに、「中国国内では平素に比べ日本や日中関係に対して特に関心が集まりやすい状況にある」とやんわり指摘し、関連行事の規制区域に近づかないよう呼びかけている。 中国政府は今年、3日を祝日としたほか、6日の休日分を4日に振り替えて5日まで3連休にするよう公的機関や企業に求めた。対中進出している2万社近い日系企業の多くもこれに従っているが、日本人学校も休校となっ
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