大手電機メーカーの三菱電機は、ハンドルなどを操作しなくても走行できる自動運転の技術を初めて公開し、強みとする人工衛星の技術を活用して、カーブでもスムーズに走行する様子などを披露しました。 まず、車体の前後に付いた12個のセンサーを使って車と周囲の物体の距離を測定して縦列駐車をする技術を紹介しました。さらに、強みとする人工衛星のGPSの位置情報を活用して車の位置と道路の形状を正確に把握し、カーブでもスムーズに走行したり、信号や止まれの標識で停止したりする様子を披露しました。 三菱電機の大橋豊自動車機器事業本部長は、「人工衛星を活用してセンチメートル単位の細かい位置情報を日本全国で常に供給できるところが他社にはない強みだ。自動車メーカーが5年後の実用化を目指していくなら、それに合わせて事業化を進めたい」と話しました。 自動運転を巡っては、自動車メーカーやIT企業が5年後の東京オリンピック・パラ