国会周辺での抗議行動やデモをテロリズムにたとえた、石破幹事長初め自民党関係者の発言は、当然ながら大きな非難を受けた。 昨日もこの件について少しふれたが、あらためて思うことを書いておこう。 テロリズム、テロリストという言葉は、歴史的にはさまざまな変遷があろうが、2001年のいわゆる9・11以後の国際社会では、いわば「われわれの敵」を意味する語として用いられてきたと思う。 社会から排除し、捕まえ、場合によってはその場で殺しても構わない人間、つまり法や人権の外にあるような人間を、国家や国家連合(世界新秩序)が指定し、そのように扱うことを正当化するための、問答無用の言葉として、「テロリズム」や「テロリスト」は使われ、定着してきたということである。 それは、アメリカによるアフガンやイラクへの侵攻・占領と深く結びついており、当時の小泉政権は、自衛隊を派兵するなど、それに積極的に協力した。 当時、小泉首