ブックマーク / miyazono-9ran.hatenablog.com (22)

  • 潜入!カルト☆教団(その8) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 天笑優雅との面会を終えた後、いよいよ教団-トライヴ-一日体験ツアーの幕が明ける事となる。 先程まで地べたに首を垂れて号泣していた受付年配女性から受けたオリエンテーションによると、日のざっくりとした予定は以下の様なものらしい。 午前:広間にての集会・分かち合い 昼休憩 午後:座学・瞑想・分かち合い 夕休憩 夜業※任意参加 「……ふむ」 手渡された簡素な麻色の服に着替えながら、私は2つの疑問についての逡巡を巡らせていた。 1.何故私の好きなマンガをピンポイントで当てることができたのか? 2.どうしてナガノを救出する裏ミッションを見透かされていたのか? どちらもある程度ではあるものの、推測を立てることは出来ていた。 だがそれ故に今後より動きにくくなるというか、目立った行動が出来なく

    潜入!カルト☆教団(その8) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/09/01
    やっぱり怖いなぁ…。深くかかわっていないつもりでもどこで情報を抜かれてるかわかったものではない。
  • 潜入!カルト☆教団(その7) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 「敵味方サイド含め、全キャラクターに光るモノを感じるので、誰が一番って問われると難しいところですね。でもまぁ、強いて言うならフーファイターズ……ですかね? 知識を持った生物、体がイコールでスタンドって概念が奇抜で度肝を抜かれましたし、ケンゾー戦でのラストがアツいんですよね。そういう意味では次点としてはジョリーン、かな。最初は父親にコンプレックスを持った年頃の少女でしかなかった彼女が、作中を通して精神的に成長していくのは、過去1~5部の主人公に無い魅力を感じます。特に懲罰房編から刑務所脱出編にかけての覚醒具合が半端なかったです。リアルタイムで追ってたので、あれはドキドキしましたね」 「なるほど。大抵の人は3部か5部、玄人を気取ってる方は2部か4部なんて言いますが、貴方がどれだけ6部が

    潜入!カルト☆教団(その7) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/09/01
    私は「大抵の」な5部派ですかね(笑)リアタイでは3部から読み始めて、スタンドバトルが特にピークに感じるかなぁと。あと敵も味方も魅力的なキャラが特に多く感じます。
  • 2022年8月23日の日記。 - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    振動に関してSANKYO→上品・京楽→うるさい・平和→わかりづらい・SANSEIR&D→そもそも気が付かない・NEWGIN→これでもかってぐらいに下品 などといった予断を許さない個人の見解を抱いている、宮園クランです。 なお天激ボタンに関してはデブが押すと全身の脂肪が震えるので見るに堪えない。それではご覧ください。 フィクション風創作小説について。 仕事について。 料理について。 終わりに。 フィクション風創作小説について。 数か月にわたりそれっぽいものを書いてました。 そもそもが当ブログ、更新頻度が極端に少ない事もあって雀の涙以下のPVが常だったにも関わらず、連載時はそれなりに反応があり、またコメントやブックマークもいただけたことに少し驚いてます。 題材が何であれ、書き手としては感想をいただけることはかけがえのない励みになります。この場を借りて御礼申し上げます。 ちなみに、一応構想として

    2022年8月23日の日記。 - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/08/25
    イラストもそうなんですが、間が開くとどうしてもね。線の一本だけでもマメに引くことが肝要で、それは多分小説も変わらないのでは?一行、いやワンフレーズだけでもの精神。
  • 潜入!カルト☆教団(その6) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 天笑優雅(てんしょうゆうが)。 自称(もしくは他称)冥王星より来たりし救世の神を目の当たりにした率直な感想としては、“曖昧”の一言だった。 一昔前の占い師のテンプレ装備であるかのような薄紫のアラビアンマスク・桃色のストール・銀縁で彩られた黒いブラウスに、足先まですっぽりと隠れたローブの様なスカート。 胡散臭い格好に加えて、私は眼前に立つ人間の性別が判別できなかった。 容姿端麗で中性的という訳でもなく、何だかニューハーフぽいというか。 男装している女性にも見えるし、女装している男性にも見える。 その所為で年齢もはっきりしなかった。 流石に10代ではないだろうが、20代後半から50代前半の間のどれにでも当てはまるかのような、年齢不詳さを醸し出していた。 「You are Shock! 遠

    潜入!カルト☆教団(その6) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/06/28
    そうですね…。好きなスタンドは6部ならウェザーリポート…じゃねぇ!コワッ!なんかしら個人情報を盗み見てるんですかねぇ…。
  • 潜入!カルト☆教団(その4) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 翌日。 午後より会社の方針発表会があった。 例年、全社員が一堂に会して、それなりに大きな会場を貸し切りそれなりに予算をかけて開催されていたこのイベントは、コロナまん延により多少規模が小さくなっていた。 完全リモートワーク形式で今も働いている私は、自宅からウェブ視聴での参加である。 各部門ごとの取組を聞き流している際、ウェブチャットにて通知が来た。 [いっつもいっつも長ったらしいって思わん?どうせ〇〇ちゃんもサボってんだろ??] 送り主はコダイという男だった。 入社当時1年ほど同じチームだった彼は、程なくして社から福岡営業所へと異動、今年またこちらに戻ってきたことを社内通達によって私は知った。 私と一回り近く年が離れている彼は、勤続年数15年にもかかわらず私と同じ役職無しの平社員でい

    潜入!カルト☆教団(その4) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/06/17
    い、いけにえに!?でもまぁ良いヤツじゃなさそうだから良いか(良くない!)
  • 潜入!カルト☆教団(その3) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 自宅に招き入れ、当たり障りのない世間話を1時間程した後。 「前置きはこの辺にしてな、実はお前に頼みがあって今日来たんだ」 左眼が義眼の彼女は、唐突に題を切り出してきた。 「頼み、ですか」 「あぁそうだ。それにちゃんと日当も支払う。3万円。交通費は別途支給しよう」 「怪しさ満点なんですけれども」 「即断らないってことは、詳細を話しても?」 「まぁ一応聞くだけなら……」 端的にまとめると、彼女の依頼は【教団-トライブ-への一日体験入団】だった。 拘束時間は長くとも2日間、そして私とは別にもう一人連れてきて欲しいとのこと。 「実際に入れって訳じゃあないんだ。あの子がお前の勧誘に失敗した所為で色々と面倒な問題が発生しかけていてね」 「ナガノさんでしたっけ。というか、気になってたんですけど

    潜入!カルト☆教団(その3) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/06/11
    最近私もグダっておりましてあらゆることが(ブログ周りなども)後手後手になっております…。Twitterしばらくいらっしゃらなかった期間のお話(半フィクション)と言う感じですかね?
  • 潜入!カルト☆教団(その2) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 サウナは良い。 自分の中で胸を張って“趣味”だと言えるようになったのは凡そ1年ほど前から。 歴が浅いので通ぶるつもりはさらさらないのだけれども、これだけは断言出来る。 サウナは良い。 血流が良くなることで脳が覚醒し、ドーパミンにも似た快楽物質が生成されることによって得られる多幸感は、大概の事をどうでもいいと思わせてくれる。 その為にはある程度の下準備も必要で、第一に空腹であることが大切だ。 満腹な状態でサウナに臨むとキマりにくくなる整いにくくなるので、事を済ます前に行くのがベスト。 第二に、全身を入念に洗う事。 洗髪・洗顔はもちろんのこと、身体に付着した垢を極力落とすことによって、発汗作用が促進されるので、面倒くさがらずに身体の隅々までをキレイにしておく。 これら下準備をした上で、

    潜入!カルト☆教団(その2) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/06/11
  • 潜入!カルト☆教団(その1) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 4月某日。 夏かと錯覚するほどに暑い気候。 雲一つない快晴の青空とは対照的に、私の心中は屈とした漆黒で埋め尽くされていた。 「金が……金がない……」 給料日からわずか1週間足らずでその大半が無くなった原因は、まぁはっきりしていた。 書くのも情けないので詳細は伏せた上で一言で表すならば“例の病気が発症した”から、であろうか。 「どうしてこんなことに……つーか駄目な方の50%にしか傾かないとかこれもう呪いだろ……」 自業自得で後の祭り、悔やんでも悔やみきれないのはさておき、当時の私はかなり逼迫していたのだと思う。 なぜならこのままでは、1週間後に控えるクレジットカードの支払いが出来ないからである。 「生活費を限界まで削ったとしても、あと25,000円程足りない」 ならばもう一勝負してそ

    潜入!カルト☆教団(その1) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/06/11
  • 実録!宗教☆勧誘(後日談) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 毎週決まった時間に押されていた玄関のチャイムはもう鳴らなくなった。 いわば勧誘が消滅し――これからは要らぬ心労をかけなくてもよくなった、ということなのだが。 煙草を咥えながら、私は自分の中での考えを整理していく。 ・バーベットの相手はナガノ人だったのか? 結論から述べると、対決当日の彼女は別人だったのだと思う。 真っ黒な眼帯を付けたあの女には、ナガノと明らかに違う部分が、一点だけあった。 初遭遇の時も、関係者の巣窟であった喫茶店に連れていかれた時も、ナガノは私に比べ頭一つ分低い身長だった。 しかしあの日の彼女は私とほぼ一緒の高さを有していた。 ブーツやハイヒールの類は履いていなかったし、たかだか一週間でそこまで身長を伸ばす成長期でもあるまい。 骨延長という方法があるにはあるが、それ

    実録!宗教☆勧誘(後日談) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/04/12
    なるほど、そう言うからくりだったのか…。種だけ聞いたらマジックの基本みたいなことですね。ミスディレクションとかっていう。でも基本的だからこそトリックと言うものは気が付かないですね。
  • 実録!宗教☆勧誘(その12) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 二度のすり替えにより、私が彼女に配ったカードはスペードのエースとハートのエース、つまりは異色のペアである。 多少のアクシデントが発生したものの、勝利条件は難なく満たせた。 そう、思っていたのだが。 「やるね……」 彼女は無表情のままそう言った。 「あの、私にも見えるように、カードを表にしてくれませんかね?」 勝ちが確定していることを知りながらも、私は素知らぬ顔を装って開示を促す。 「悪くない」 口だけを動かし、彼女は固まっていた。 「予測の一歩上をいかれたというか、してやられたというか。まいったねどうにも」 なにやら視線の焦点も定まっていないように見える。 「負け惜しみですか? さぁ、早く結果を見せてください」 「あぁそうだな。ところで――」 彼女はまず一枚、カードを表にした。 スペ

    実録!宗教☆勧誘(その12) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/04/11
    何となく心理描写が「ぐにゃあああ」になりました(笑)。え?でもこれどう言うからくりなんでしょうか?ここで終わり、ではないですよね?
  • 実録!宗教☆勧誘(その11) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 令和4年、某月最終日。 その日私は18時ぴったりに業務を終え、ナガノとの対決に向けて英気を養っていた。 19時ちょうど、玄関のチャイムが鳴る。 「こんばんわ」 「………………」 「えっと。それじゃあ行きますか」 「あぁ」 この日の彼女はいつもと違いどことなく不愛想で、そして真っ黒な眼帯を付けていた。 肩を並べて歩きながら、KBF(※決戦のバトルフィールドの略)へと向かう。 時折真横を伺うも、彼女はそれらしき反応を何も示さず終始無言であった。 程なくして最寄りのファミレスに到着し、ドリンクバーを注文したタイミングで私は題を切り出した。 「組み合わせを宣言した後の変更は不可で、選んだ2枚が配られるまでの間あなたがカードに触れる事は禁止とします」 「分かった」 追加でルールを付け足すも、

    実録!宗教☆勧誘(その11) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/04/08
    こ、これは何だかクランさんが墓穴フラグくさい気がするのですが…。眼帯となんだか意味深…。
  • 実録!宗教☆勧誘(その10) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 時に、バーベットということばをご存じだろうか? 酒場などで相手を引っかけてお酒を奢らせるために使われていた賭けゲームの一種を指すバーベットは、原則として仕掛ける側が圧倒的に有利になるルールを設けられている。 古今東西様々な種類や逸話があるので、興味がある方は時間のある時にでも調べて欲しい。 話を戻すが、私はこのバーベットを用いて、打倒ナガノのための奸計を企てることにした。 その下準備を行うべく、まず私は近所の量販店へと足を運び、同じ柄のトランプを13組購入する。 図解で説明する方が分かりやすい気がしたので、まずは下の画像を見て欲しい。 遊戯王というマンガを読んだことがある方であれば、このゲームのからくりについて既に知っているだろうが(御伽が城之内に仕掛けた例のアレである)順序だてて説

    実録!宗教☆勧誘(その10) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/04/07
    い、イカサマの理屈が分からない…こ~言うの苦手だったんですよなんですっけ?順列と組み合わせ…だったかな?シグマがど~たら言う…。まぁ、こ~言うのって言うかお勉強大体苦手だったとも(汗)
  • 実録!宗教☆勧誘(その9) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 以下、思い出せる範囲でのやりとり。 「こんにちわ」 「どうも」 「あららっ。良かったです!」 「何がですか?」 「やだなーこれでも心配してたんですよ」 「その節は、まぁ」 「〇〇さんったら急にいなくなっちゃうんだもの」 「すいませんでした」 「心から謝っている風に見えないんですけど」 「奇遇ですね。私もあなたが心から心配している様には見えません」 「意外と強情なんですねぇ」 「それはお互い様でしょう」 「どの辺りが?」 「懲りもせずまた勧誘に来る辺りが」 「ひょっとして私、喧嘩売られてますか?」 「さぁ。どうでしょうか」 「やれやれ。これじゃあ埒が明きませんねぇ」 「拉致紛いの事をした癖にどの口が言うんですか」 「アレを受け取ってくれないってことは、つまりはそういうことなのでしょ

    実録!宗教☆勧誘(その9) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/04/07
    これは…闇のゲーム!デュエルスタンバイ!(違)
  • 実録!宗教☆勧誘(その8) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 くどくなってしまうようで恐縮だが、ここで再び麻雀マンガの一例を引き合いに出そうと思う。 最も有名な雀士、あるいは伝説の勝負士、ないしは無頼作家である阿佐田哲也の青春を描いた【哲也~雀聖と呼ばれた男~】の作中の序盤、主人公である哲也が未だ16歳の頃の出来事である。 彼は房州という男に弟子入りし、種銭を持つことを許されずに雀荘へ行くという修行じみたことをさせられていた。 一度でも負ければ金が払えず一巻の終わり、手持ちがないので袋叩きにされてしまう不条理に見舞われる哲也。 しかしある日のこと、彼は無傷のまま房州の前に姿を現した。 何故今日お前はシバかれていないのだと尋ねた師に対し、彼は確かこんな答えを返した。 “トイレの窓から逃げてきた“” 奇しくも、というかそれに倣って、私は同じことをや

    実録!宗教☆勧誘(その8) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/04/05
    徹夜懐かしいですね。牌の模様を全部覚えてるガン牌師とか、ツキが無さ過ぎて全部国士無双になっちゃうやつとか居ましたっけね。今思うと中々に無茶だ…。
  • 実録!宗教☆勧誘(その7) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 厚みは約1cm、重さは約100gの塊が、二つテーブルに置かれている。 直接目にして抱いた感想としては“意外とこの程度なんだな”というものだった。 もしもナガノが切り出した提案を呑み込んだ上で、合意しこれらを懐に入れられたならば。 私が今現在抱えている負債の大半が帳消し――チャラに出来る、出来てしまう。 「念の為に言っておきますと、この場でお返事をいただけないのであれば、もう二度と同条件での勧誘は無いと思ってください」 不敵な笑みを浮かべながら、彼女は私を覗き込むようにしながら言う。 「……てでしょうか」 「ん、今なんと?」 「……どうして私に、どこの馬の骨とも分からない私にここまでしていただけるのでしょうか?」 掠れた声を張り、私はナガノに率直な疑問を投げかけた。 「この金額に見合う

    実録!宗教☆勧誘(その7) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/04/04
    なぜ今この場でということの説明がないですね。うさんくささはやはりぬぐいようもない…。
  • 実録!宗教☆勧誘(その6) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 喫茶店【Romantic Things】 京都府と滋賀県の境目に位置するその店へ、私とナガノは足を踏み入れた。 時刻は20時半に差し掛かる頃、見回せばそれなりの数の客で賑わっている風に感じる。 ヴェートーベンだかモーツァルトだかのクラシック音楽が流れる店内は、どことなく薄暗かった。 「どうも、店主のサガと申します」 二人掛けのテーブルに着くなり、コック棒を被った男性が私に向かって挨拶をしてきた。 「あ、はい。こんばんわ」 「〇〇さんはうちに来るの初めてでしょう? コーヒーだけでなく、軽もウリにしているんです。是非ご堪能下さいね」 ニコニコと笑いながら店主はそう言って奥のキッチンへと引っ込んでいく。 (ん……ちょっと待て。今の少しおかしくないか) サガを視線で見送りながら、私は違和感

    実録!宗教☆勧誘(その6) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/03/31
    どう見てもこの店主はグルッ!ハメられましたねこれは。
  • 実録!宗教☆勧誘(その5) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 19時を過ぎたが、ナガノが訪れる気配はなかった。 これまで毎週、木曜日の13時ぴったりに来ていた実績があったのにもかかわらず。 私は普段よりも前倒しで業務を進め、18時過ぎには日報を出し終わっていたので、なかば肩透かしをらった気分になっていた。 (何かトラブルがあって今日は来ないんじゃないだろうか) 文庫を流し読みしながら淡い願望に縋ろうとするも、しかし20時前頃にチャイムが鳴った。 「すいません、野暮用で来るの遅れちゃいました! ごめんなさい!!」 駆けてきたのだろうか、額にうっすらと汗をかきながら、ナガノはそんな風に詫びを入れてきた。 「大丈夫です。それと、お恥ずかしながら部屋が散らかっているので、近くの喫茶店でも構いませんかね」 「はい! 無問題です!」 施錠をし、自宅から

    実録!宗教☆勧誘(その5) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/03/31
    段取りのよろしいことで…色々と計算ヅクと思わざるを得ない。
  • 実録!宗教☆勧誘(その4) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 チャイムが鳴り、私は玄関先に立ち、扉を開けた。 「こんにちわ〇〇さん。もしかして居留守を使われるんじゃあと心配してましたが、杞憂でしたね。良かったです!」 「まぁ、約束しましたし」 ナガノはそう言ってクスクスと笑っているが、私は内心憂で仕方がなかった。 「で早速なんですけど、お邪魔してもよろしいでしょうか?」 「えっ?」 「え??」 「どうして初対面の女性をいきなり部屋に迎え入れなきゃならないんですかね……」 流石に私は嫌悪感を隠せず、眉間にしわを寄せてしまう。 破天荒過ぎるだろこの女今日び生保レディーでもここまで積極的な対面営業してないぞ、などと思いながら。 というか現在、ゴミこそ散乱していないものの、自宅は断捨離の真っただ中であったので、可能な限り他人に敷居を跨がせたくなかった

    実録!宗教☆勧誘(その4) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/03/31
    こう言うのは多少強引に行くんでしょうね…。軒先貸して母屋取られるとならなければよいですが…。
  • 実録!宗教☆勧誘(その3) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 それから3時間ばかりが経過した。 システムエラーが発生したせいで急遽メンテナンスを行わなければならない事態が発生したらしい。 その報を受けた私は、社内ポータルサイトに告知ページを作成したり、顧客に対する周知の為の一斉メール配信の準備をしたりで、気が付けば夕刻になっていた。 ようやくひと段落つき、一服すべくベランダに出て煙草に火を付ける。 煙草を吐き出しながら、ナガノと名乗った女に渡されたA4サイズのチラシを私は眺めていた。 冥王星より来たりし救世の神 天笑優雅様 とどまる所を知らない政治家の横暴。 新型コロナウイルスの蔓延。 決して埋まらない貧困の格差。 弱者は踏みにじられるばかりで、現世は荒廃の一途を辿っています。 やがて訪れる審判の戦-ラグナロク-により海は枯れ、地は裂け、あら

    実録!宗教☆勧誘(その3) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/03/27
    中二病も極めれば宗教になるんすね(笑)冥王星をセレクトするあたりが中二病ノート感ある、せめてもーちょい近い惑星のよくわからん衛星らへんにしとけよ。胡散臭いというよりは笑ってしまう。
  • 実録!宗教☆勧誘(その2) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

    ※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 話は変わるが、私は麻雀漫画を読むのが好きだ。 符計算もままならず、雀荘に足を運んだことは一度っきりのにわか丸出しではあるのだが、劇中の人物たちがヒリつきながら牌を切る姿に心打たれるものがあるからだ。 中でも【凍牌】という作品は何度も読み直すぐらいには愛好している。 理由としては、主人公であるケイという男の子が目に見えない“ツキ”や“流れ”などを度外視して、淡々と理論的な打ち回しにて並みいる強豪を撃破していく過程に好感が持てるからだろうか。 また、彼は過去何十日にもさかのぼって自分がべてきた献立を空で列挙できる程に非凡な記憶能力を持ち合わせている。 実際にやってみれば分かるが、これが中々難しい。 私の場合たった2~3日だけでも怪しいものだ。 前置きが多少長くなってしまったが、要は何が

    実録!宗教☆勧誘(その2) - 宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ
    kefugahi
    kefugahi 2022/03/25
    私は実はこの手の勧誘はあんま縁がなく…イラ立ちが顔や態度に出てしまう方らしく、わざとらしく舌打ちとかするし、なんかごちゃクソ言うて来たら「あ?」くらいは言うので…。誘うだけ効率悪く見られるんですかね?