「それで、私はもうコンサートはやめました。というか、やりたくてもできない」 ドイツで活躍していたピアニストの知人が帰国して言っていました。 素晴らしい才能。 なんてもったいないと思います。 しかし反論できない。 「日本では、コンサートのチケットを自分自身や親たちで売りさばかなくてはならない。ドイツではそんなことはなかった。演奏会をすればお客さんは劇場が集めて入るものだったから。 演奏会のため勉強に集中したい時期に、なぜチケットを何百枚と持たなければならないのか?肝心の練習ができない。負担が大きすぎる。頑張っても黒字になることなどない。」 もしホールが満席になったとしても、様々な諸経費がかかってしまい、結局は利益が出ないのです。興行的に成功するのは、千人以上の大ホールが満席になるような公演くらいでしょうか。普通は、赤字覚悟で演奏会をするというのが現状なのです。 映画「Shall we ダンス
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