自民党宮崎県連の緒嶋雅晃会長ら幹部10人は15日、辞表をそれぞれ県連に提出した。8月の衆院選宮崎1区で県連が公募で選んだ上杉光弘元自治相と、中山成彬元国土交通相がともに無所属で出馬して分裂選挙に陥り、民主党など3党推薦候補に敗れた責任を取ることを理由としている。 中山氏出馬を容認した党本部への抗議が狙いで、緒嶋会長らが近く党本部に報告。11月7日の県連総務会で辞表の扱いを協議する予定だが、党本部側などから慰留される可能性もある。 緒嶋会長は、県連事務所で記者団に「上京して二度と分裂選挙にしないよう党に申し入れたい」と強調。県連が除名処分とした中山氏の処遇も、党本部側と話し合う意向を示した。