米首都ワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館で展示されるエノラ・ゲイ(2006年3月25日撮影)。(c)AFP/Karen BLEIER 【8月6日 AFP】太平洋(Pacific Ocean)のテニアン(Tinian)島にある基地に帰還中のエノラ・ゲイ(Enola Gay)の機内で、副操縦士のロバート・ルイス(Robert Lewis)大尉は日誌を開き、頭の中を駆け巡る多くの疑問を書き留め始めた。 「一体われわれは何人のジャップを殺したのだろう?」。銀色に輝くB29爆撃機が、最初の原子爆弾を広島に落とし、歴史の流れを永遠に変えた後、ルイス大尉はこう自分に問いかけた。 「正直言って、このことを説明するために言葉を探しているような感じだ。神よ、われわれはなんということをしてしまったのか?」 「(キノコ雲を)最後に何度か見たが、われわれがテニアン島に着陸する前にジャップは降伏するかもしれないと